市場通り(52年)の続き。
左図は沖縄主要地主要商工年鑑(1952)の第十七図・十八図から作成、右図はその範囲を示したもので左図とは上下が逆になっています。
左図中の市役所は当時現グランドオリオンのあたりにあります。


まず桜坂は緑色の
■で示した箇所が
珊瑚座です。市場通りから桜坂に入って
aが大見マーケット、
bが那覇無尽、
cがアサヒマーケット(角)、
dが岸本印刷所です。壺屋側に進んで道奥にある
eがテル美粧院。さらにに進んで左手の坂道左側の
fが富士商事株式会社、道向いの
gが「三共バス糸満線のりば」です。
1は国際通り側から。栄橋通りとの十字路角は
通前派出所、少し行った先が
平和堂時計店、平名商店。後方の囲んだ部分は「
市場内 雑貨販売部」となっています。
道をこえて角に
友栄商会(角/大きな区画)、そして
フタバ美粧院、吉森商店、キラクマーケット(大きな区画)、キラク食料品ストア、仲宗根商店、名城商店。 道をこえて角に
民衆百貨店。 道をこえて
うさぎや(角)、ラッキーストライク販売店、みりおん(角)。 道をこえて
宮城商店(食料雑貨/角)、漢那商店、福原商店、丸新商店(衣料雑貨/角)。 道をこえて
●商会(●は○にヱ/角)。
2も国際通り側から。
まず左側の道奥に
ピカソ美容室(*1)があります。表通りに戻り
カネイチマーケット(角)、楠見薬局、川田厚生堂、文楽堂、国吉商店、荒垣兄弟商会支店(*2)、明○堂、大丸百貨店、旭すし支店。
桜坂に入る道をこえて角にcのアサヒマーケット、続いて
永山商店(日用雑貨荒物)、大洋ガラス、、富村商店(食料品雑貨)、大城商店(日用雑貨)、宜保商店(角)。 道をこえて
上間時計店、とみや商店(食料品雑貨)、少し離れて
小田切商事、前仲商店。 進んでgの三共バスのりば後方の坂道に
沖縄陶器、バスのりば隣りが
東陽バス。
※*1「ピカソ美容室 奥島幸子 東京美容専門学_出身」、*2「化粧品 小間物 雑貨卸売 荒垣兄弟商会支店」
桜坂から民衆百貨店のある新栄通りまでの区間にテル美粧院(e)のある道がどこにあったのかは図からはよくわかりませんが、おそらく現在もあるキラク花城向いの路地がそうなんでしょう。
また52年当時の神里原・那覇劇場のあたりはバス道路と呼ばれていたようですがこの図のバスのりばに由来するんでしょうか。