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井上為一

弊店儀従来那覇市東町に於て営業致
し居り候処今般左記の場所に於て
営業開始極力勉強仕る可く候間倍旧
の御引立願上候
那覇市西本町5丁目
日本勧業銀行支店前
椿本支店
井上為一
電話407番
沖縄朝日新聞 1925(大正14)年6月10日 (抜粋と編集)


経歴などはあとで追加します。
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平尾喜一の互選人(昭和14年)

昭和14年の新聞記事から。

渕上知事告発さる
貴族院多額納税議員選挙に際し、身は選挙長であり選挙粛正委員長であり乍ら、選挙干渉をしたといふので、那覇検事局へ告発された本県知事渕上房太郎氏の取調如何は、(中略)
本県当選多額議員平尾喜一氏(47)は選挙違反県議で強制収容中のところ罪状明白となり那覇検事局では起訴することになり、長崎控訴員検事長を経て宮城法相へ決裁を仰いでゐたが、昨日起訴の決裁があり、検事局では昨日強制期間満了と共に那覇地方裁判所予審を請求正式に起訴した。同時に平尾派に連座強制収容中の下記互選人20名も昨日正式起訴予審を請求された。
石川逢篤(42)、宮城能宏(45)、渡名喜守重(69)、安元英礪(72)、中西惣吉(61)、知念績正(52)、森永敬造(47)、尾花仲次(61)、新元亀次郎(43)、照屋清雄(42)、青山壮吉(58)、宮城安郎(43)、渡辺新次郎(65)、我喜屋良徳(46)、辰野賢造(37)、上岡作太郎(68)、若林良作(47)、伊良波長齢(43)、識名盛仁(70)、肥後熊太郎(47)
琉球新報 昭和14年9月24日/琉球新報八十年史 p198 (抜粋と編集)


自分の興味は事件ではなくて平尾派とされる互選人なんですが「上岡作太郎(68)」とあるのが興味深いです。記事は1939(昭和14)年なので逆算すると1871(明治3、4)年ごろの生まれになります。上岡氏に関しては上岡作太郎(勉強堂)を参照していただきたいのですが、ここでの上岡氏は初代ということになります。
「辰野賢造(37)」はおそらく大門前で広島屋を経営していた辰野元造(参考)で、人事録での明治36年生というのとも合います。

マルコシ牛乳部(下吹越)の広告

大正13年の牛乳屋と畳屋の新聞広告です。

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県下で一番によく売れる
牛鵜入は波の上◎牧場
牛車は毎日消毒を施し清潔を
怠らぬ波の上◎牧場
飼料がよいから滋養分の多き事
県下の大関
牛乳ご入用のお方は電話337番へご用命下さい
波之上◎牛乳部
畳の御用は
山川橋通米次漆器店前十文路ノ角
◎畳部へご用命下さい
取次 電話337番
沖縄タイムス 1924(大正13)年5月30日 (抜粋と編集)

※抜粋中の◎は

「波之上牛乳部」(マルコシ?)としかないのですが、これは下吹越牛乳搾取所ではないかと思われます。主の「下吹越 一」さんは昭和12年の人事録にも名前があります。
畳部ってのはわかりませんが、場所は米次漆器前「十字路」に畳部はあったようですので、図中の「十文字」とは別だと思われます。


火薬営業免許の件(明治18年)/芝原佐一

アジア歴史資料センターの「11月27日 火薬営業免許の件 沖縄県」(明治18年)で、那覇区西村に住む寄留商人の芝原佐一の免許申請です。下右は名前と住所のクローズアップ。

【 階層 】防衛省防衛研究所>海軍省公文備考類>⑩公文備考等>受号通覧>明治18年 受号通覧 巻26 12月分
【 レファレンスコード 】C10101875000【 年代域 】明治18年【 画像数 】2


内容を引用します。
第四百十五号 今回左之者ヘ火薬営業免許候条此段致御届候也 沖縄県令西村捨三代理 明治十八年十一月二十七日 沖縄県大書記官森長義 海軍卿川村純義殿 京都府北桑田郡神吉村七拾四番地平民沖縄県那覇西村五番地寄留芝原佐一 受第三六三〇号

西ノ海地先海面埋立の書類/大峯柳吉

アジア歴史資料センターにある明治39年4月4日作成の「埋立 1(2)」から西ノ海地先海面埋立の問い合わせですが、ここで取り上げる書類は「三十九年三月二十八日」のようです(p1〜6)。
寄留商人の大峯柳吉の名が見えます。

【 階層 】防衛省防衛研究所>海軍省公文備考類>⑩公文備考等>公文備考>明治>明治39年>明治39年 公文備考 巻56土木5
【 レファレンスコード 】C06091811100【 画像数 】51


書類の内容がありますので引用しておきます。

沖縄県那覇区字西、西ノ海地先海面埋立ノ件沖甲第一五号ノ内ヲ以テ照会ノ趣了承右ハ当省主管上差支無之候此段及回答候也 明治三十九年四月四日 次官 内務次官宛 追テ別紙図面及返戻度 内務省沖甲第一五号ノ内 海面埋立ノ件 箇所 沖縄県那覇市字西、西ノ海地先 海面 一万二千百四十九坪六十七勺 目的 宅地 出願人 大峯柳吉外一名 期限 五箇年間 命令条件 公害アル場合二於テハ何時ニテモ無償ニテ命令ノ条項ヲ増減変更シ又ハ埋立工事ヲ停止シ若クハ禁止シ得ルノ規定アリ 所管鎮守府協議済 右当省御意見承知致度此段及回答候也 官房第一一九八号 (海図二百四十三号参照)本件先以テ御意見承知致度 三十九年三月二十八日 軍務局 軍令部御中 

大日本商工録での上岡作太郎(大正7-8)


近代デジタルライブラリーの「大日本商工録 : 公認. 第2輯」(大正7-8)での文具商の項には小沢朝蔵、上岡作太郎、青山壮吉、南 嘉次郎の名があります。
上岡作太郎の部分。わからない文字は“?”にしてあります。昭和2年の勉強堂の広告でも糸類関係の扱いがありました。

那覇区久米町1ノ3
兼紙糸針類卸□(*1)70
(*2)95創明治41
年□(*3)416□(*4)?(又)
ウエ支店仝区天妃町
仝高等女学校前仝中
頭郡嘉平納
*1は不明、*2は□に所?、*3は□に電?、*4は□に略?でしょうか。最後の「嘉平納」は嘉手納ではないかと思われます。

※画像を加工していましたが差し替えました(2012.08.22)

徳田彦左衛門

大正5年の沖縄県人事録から東町の徳田金物店。

徳田彦左衛門
金物商
君は文久3年を以て鹿児島県姶良郡国分村に生る、泡盛及び米穀仲買商を営みゐたる亡休左衛門氏の次男にして既に二男三女を擧げ居れり。明治6年郷里国分小学校を半途退学し、自体夜学に通ひ又独習して専ら実業方面に関する研究をなし、傍ら家業に従事せしが、夙に沖縄県の有望なるに着目し、郷里の名産なる煙草を以て成功せんと其機を窺ひしが、遂に明治24年8月渡沖し直ちに国分特産の煙草仲買及製造業を初め、傍ら琉球反布類の仲買をも開始せるが、数年の後煙草官営となるや其元売捌人となり且つ専売局煙草製造○当人を指命せられ、漸次拡張して隆盛を極め士が其後専売局官制の改正により元売捌を他に譲与し、前業を抛棄して新たに金物商を開き兼ねて米穀商及精米業を開始せる外、鉄工所を建設して年毎に拡張し、今や各業共に繁栄を極め居れり。
(那覇区東町1ノ5 電話148番)
沖縄県人事録/楢原翠邦編(大正5)


http://archive.library.pref.okinawa.jp/?type=book&articleId=50102
画像は沖縄県立図書館貴重資料デジタル書庫の「沖縄県人事録/楢原翠邦編(大正5)」からで、切り出して画像処理などをしてあります。
1863年生、1873年小学校中退し家業に従事、1891年来沖し煙草仲買及製造。制度改正により廃業し大正5年現在に至るという感じでしょうか。
明治41年の開店記事。

徳田商店の開店披露
区内字東県庁門前の徳田商店は従来烟草販売を営みつつありしが先日元売捌人減少の関係よりして同業を廃止し本日より愈々金物商を開始する由因に記す綛糸類販売は従前の通り営業を継続すとの事なり
明治41年11月12日 琉球新報 沖縄県史資料編5 p338

沖縄物産館/沖縄物産陳列所

同時期の人名録・人事録から。

物産館
那覇市東町3ノ16 田中理一郎
日報の沖縄人名録 昭和12年版


山下昇男
沖縄物産陳列所主
那覇市東町2ノ60
同12年遂に意を決して転業し、本県特産品の積極的宣伝に乗出すべく物産陳列所を経営して今日及ぶ。
沖縄人名録(昭和12年)


昭和4年の番地図を参照して沖縄物産陳列所と物産館、マルメマーケットは住所はわからないので他の図を参考にしました。
沖縄物産館に漆器を卸していた嘉手納並裕(角萬社長)さんの証言では昭和9年からマルメマーケットの2階に沖縄物産館ができたとのことなんですが、別の店舗であったか移動したかのどちらかなんでしょう。

「マルメマーケット」は今のデパートのようなもので、2階に「沖縄物産館」ができたのが昭和9年。経営者は白石武八郎氏だった。
私の戦後史 第5集(抜粋と編集)


もう少し調べないといけないようです...

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