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上岡勉強堂の類焼見舞御礼広告

短いものですが記録しておきます。

謝類焼御見舞
上岡勉強堂

移転先 松下町1ノ7
琉球新報 1925(大正14)年3月25日


同日の紙面には「東町大火後/那覇署の移転に気を病む商人達/小公園設置も不可能」とあり、那覇署敷地が山形屋に65900円で落札されたことや、商店主の那覇署移転後の治安への不安などが書かれています。
他には濱田平畩の保険金領収広告(天妃町丁目3番地となっています)、飛岡材木店の罹災者向け特売広告、火災保険会社の合同広告などがあります。
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食用百合根(昭和12)

地元紙に掲載された東京発のニュースで食用百合根と書かれてあるものがありました。

百合根国営検査/カナダから希望/輸出途中で二割腐敗
東京16日発 カナダ政府○林省より外務○○商局に達した通牒によると現在○○からカナダへ向けて輸○される食用百合根は年額四百万に達するが、その二割は品質検査の不完全から輸送の途中腐敗して食用に供することが出来ないので厳重なる○営検査の実施方を○望してきた。
(後略)
沖縄日報 1937(昭和12)7月18日 (抜粋と編集)


略した部分にはアメリカへ年130万円、イギリスに年100万円の輸出があると書かれています。
沖縄と関係あるかはわかりませんが、とりあえず地元新聞がわざわざ掲載したので何らかの意味合いがあるものと思われます。

やどかりの輸出

戦前に陸やどかりを京阪神へ輸出していた新聞記事がありました。
内地の気候では長生きできなかったようですが...

南島の“陸やどかり”/関西で大人気/生態が珍奇でコドモの愛玩用に/今夏、5万匹も進出
疲弊した島々の子供たちが、家計手助けにと海辺で採取して1、2年前から京阪神へ送っていた“陸やどかり”が値が安いのと生態が珍奇なのと飼い易いのとで非常な人気を博し今夏の入荷は5万を越え、百貨店にも夜店にも、縁日にも幅を利かして家庭愛玩○物中のはやりっことなりました。
(中略)
餌は甘藷、にぎり飯果物のあまり物など、陽かげに置くほか、手入れを要しません。一○夏過ぎると死にますが、○った貝殻は標本に役立ちます、○阪では1匹3銭から20銭までの値段である。
沖縄日報 1937(昭和12)年7月17日 (抜粋と編集)

ノロクモイと徴兵適齢者

このブログの範囲と直接の関係はないのですが面白かったのでメモ代わりに。

ノロクモイと徴兵適齢者
田舎の風習として災難に罹りしときは早速ノロクモイに祈祷せしむとは屢々聞く処なるが近頃は徴兵適齢者の依頼を受けて種々の祈祷をなし無知の人民を惑はすもの多しとぞ聞く宜しく取締りありたきものなり
明治33年11月7日 琉球新報 沖縄県史資料編16上 p136

産業の琉球(大正2)

産業の琉球(二)
◎其の他蔬菜類に蘿萄、青芋、冬瓜、南瓜、牛蒡、胡蘿萄、漬菜、胡瓜、西瓜、葱、蕪青、越瓜、茄子、甘藍、薑等あり冬瓜は琉球名物の一にて甘藍は地味に適し繁殖の兆あり、工芸作物に芭蕉苧、藺、実棉、苧麻等あり、藺は琉球筵の材料産額3万5千円、嗜好作物には煙草、茶あり、花草類に花百合あり、米国に輸出せらる清香甚だ愛すべし、果樹類にはバナナ、蜜柑、桃、梨あり、概して蔬菜は乏しき方にて果実も亜熱帯たるに拘はらず其の種類に乏し、味亦多く美ならざるものの如し。
大正3年5月9日 沖縄毎日 沖縄県史資料編5 p552 (抜粋と編集)


百合根についてはちゃんと調べてないのですが、この記事だと花としての輸出のように読めます。アメリカへの輸出らしいですから花のままでは無理なので球根で輸出?
とりあえずメモ代わりとして記録しておきます。

よくわからないのは蘿萄(大根?)、青芋(里芋?)、胡蘿萄(薬用人参?)、漬菜(からし菜/チキナー?)。
甘藍はキャベツ、薑はショウガ、桃は山桃のこと?

【追記】「沖縄志略/伊地知 貞馨」では胡蘿萄は「俗ニ黄大根ト云フ」となっていますが島ニンジンのことでしょうか。
画像は貴重資料デジタル書庫のものを切り出して加工しました。

http://archive.library.pref.okinawa.jp/?type=book&articleId=50050

大正4年と明治25年の高齢者数

福岡日日新聞 1917.12.11(大正6)
百歳の長寿者が全国に六百/一番多いのが静岡鹿児島両県/八十歳以上合計三十六万八千
此表に依って見れば百歳以上の高齢者は静岡県の三十二名が最も多く鹿児島県の三十一名が之に次いで居る而うして最も少い沖縄県の一名と山県県の二名とで全然百歳上の高齢者を出さなかった処は秋田県と樺太とである

http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?LANG=JA&METAID=10067174&POS=1&TYPE=IMAGE_FILE


図表(大正4年11月10日現在)をもとに書かれた記事で、図表では80歳以上が2255人、90歳以上が132人、100歳以上が1人となっています。
沖縄の長寿イメージがどこからきたのかは検討される必要があるでしょう。
見やすいようになっている某家の家譜をパラパラめくってみたことがありますが若死の多さと長寿者の少なさに驚いた事があります(時代も生活も全然違いますが)。

沖縄縣内務部第一課による明治25年の「沖縄県治一覧」(発行は同27年、データは同25年)。
画像は沖縄県立図書館貴重資料デジタル書庫からで、切り出して画像加工してあります。

http://archive.library.pref.okinawa.jp/?type=book&articleId=61139#

本籍人年齢別で5年区切りでカウントされ、総人口は男206954人、女211206人、合計418160人。
100歳以上は男女共に0。
95歳以上は男0、女3。
90歳以上は男15人、女66人。
65歳以上は男3068人、女4553人。
ここでも長寿だという印象は受けませんが、最初に引用した大正4年はこの時期に比べると90歳以上の人間が増えています。

二六新聞の乞食問題

乞食問題
両三日記載せるいわゆる乞食問題に関する二六新聞七百四十三号の記事全文左の如し
乞食を琉球に送る 近来市中を徘徊する乞食の数多きを加へ中には濃[膿か]汁満面の癩病又は手足なき片輪を売物にして縁日盛り場等に押出すものありて道行く人に憐○というようりも寧ろ不快の感念を起こさしむる程なりしが警視庁は昨今乞食狩に着手し癩病不具者は遠く琉球に送りて一種の保護を加へ老病又幼稚の者は養老院へ送るなりといふ
明治39年6月16日
沖縄県史 資料編6 新聞集成政治経済1 p743(抜粋と編集)


742ページには「乞食問題に就き県当局に質す(明39.6.16)」という記事もあってそこでは本県人には東京で発生した問題の後始末をする筋合いはないとばかりに一刀両断しています。なんなんでしょうかこれは...


参考:二六新報 - Wikipedia

金祿の本人受取及代理受取

金祿の本人受取及代理受取
去12日迄に下渡したる当37年度上半期分金祿額は583,012円66銭8厘にして、内本人受け取りは62人、7,970円83銭8厘にして、残り217人、50,341円83銭は代理受取なり。代理受取人の員数、代理人姓名、金額の細別は左の如し。

員数|金祿受取総計額|代理者姓名
83人|20、469、449|相良熊次郎
53人|18、744、329|高嶺朝教
79人|14、347、204|山城高興
2人|783、848|読谷山朝慶
計217人|50、341、830|4名

以上は目下債権者の為めに差押へられたる金祿を除きたるものなれば今回下渡すへき金祿は此以上なりと知るべし。
明治37年8月17日
沖縄県史 資料編6 新聞集成政治経済1 p590(抜粋と編集)


金祿(金禄)ということなんですが士族へ支給された家禄のことではないかと思います。

当時、家禄というものがありましてね。ウドン、トンチ(御殿・殿内)は、それが一時に半年分だとか一年分とそういうふうに入ってくる。その公債が売買出来るものだから、ジンコー山城なんかそれで儲けた(笑)という話もありました。
市民の友1963年6月15日 第154号(一部編集)
グダグダ(β) 那覇はどう変わったか(63年) 3


シンコー山城は山城高興(ギンコウヤマグシク)で金融関連だったようです。そして那覇屈指の富豪でもあります。

高嶺朝教、読谷山朝慶は御殿の人ですね。
高嶺御殿 - Wikipedia 十一世・高嶺朝教
読谷山御殿 - Wikipedia

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