面白かったのでご紹介。
沖縄における明治期土地整理事業と原名: University of the Ryukyus Repository
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/123456789/15709土地整理事業は内地の地租改正と同じようなものですが沖縄では遅れて実施されています。
参考:
中野文庫 - 沖縄県土地整理法参考:
土地整理 (とちせいり) - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース土地の境界などを定めたわけですが、一つの図は「○○原」という単位で作られたらしく、その際にはまとめたり、名前を確定させたり等々の操作が行われたようです。そしてそれ以前の範囲などは調べることが困難であるそうです。
つまり自分が伝統的呼称であると考えている「原名(はるなー)」は明治後期に確定されたものであり、それ以前の伝統的呼称などをひきついでいるけれども範囲や境界などについては土地整理の際に変化している可能性があることを頭に入れておかなければいけないということになりそうです。
不思議と各原の大きさが近かったり、利用されていなかった荒れ地にも境界線があったりなど、どこかで何かのきっかけがあったんだろうなとは思ってたんですがはっきりしました。
当時の新聞をみていると土地整理関連の記事はけっこうあり大事業だったのがわかります。また従事した人間も全国から集まっていたようです。
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