開南バス停から農連そばを通り大洋劇場に至る道路の計画です。

上図は市民の友に掲載の図を模写したもの。ここで取り上げたいのは平和橋ですが
正確にどこにあったのかはわかりません。
模写した図から読み取れることをあげてみると、神里原大通りからまっすぐ農連市場に進む道が川と交差する箇所に平和橋があること、平和橋は新設される道路のすぐそばにあることがわかります。ですので上で推定した平和橋の位置は間違っていないと思われますし、大洋劇場裏から平和橋へ真っ直ぐ進む道が推定した平和橋の位置で交差することもこれを裏付けるかと思います。
元図では神里原から来た道は平和橋で開南通り(仏壇通り)にむけて曲がっているのですがこのあたりはよくわかりません。
65年の首都建設事業計画特集
都計幹線道路を新設舗装
那覇市内の道路は、タール舗装を中心とする道路整備5ヶ年計画により、1968年度までには、50%以上舗装整備できる見通しであるが、これは既成市道が対象となっており、都市における交通マヒを根本的に解決することはできないので、都市幹線道路の新設が必要とされている。
そのため琉球政府への財政援助のうちでも、道路新設と舗装整備を重視し、開南交番から平和橋間の道路新設など、32万ドルにのぼる事業が計画されている。
道路新設 開南交番-平和橋間に幹線道路を新設
これは旭町交差点から、那覇高前、開南交番前を通り、平和橋、大洋劇場を経て、神里原十字路に結ぶ都市計画道路で、これを年次計画で実施することにし、65年度には第一次計画として、開南交番から平和橋間に、長さ120メートル、はば18メートルの幹線道路を新設する計画である。
開南通りは、農連市場と南部農村や近郊の農家を結び、旧市街から、真和志方面への通過道路として、市内でも国際通りにつぎ交通量のもっとも多い道路であるが、開南交番から大洋劇場、神里原十字路を結ぶ幹線道路が設置されてないことに、市内交通マヒの大きな原因があるとされており、この道路を新設することにより道路交通を大幅に緩和できるものと期待されている。
市民の友 1964年1月15日 第161号(抜粋と編集)1952年あと頃の「最新那覇市地図」で平和橋がどうなっているのか見てみました。

那覇劇場横を通る道は直進して川にあたったところで終わっています。平和橋より上流(与儀公園側)には試験場用地があり二ヶ所橋がありました。図には敷地や周囲の道路との関係を考えて図に描いてあります。
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