船増原についてです。

与儀十字路の角には原が4つあり、それぞれ宮城原(与儀公園)、宇蘭原(那覇署)、西原(神原中側)、船増原(裁判所側)です。
現与儀小学校後方の与儀集落から国道330号を隔てたところです。
次の図は那覇市防災情報の図に加筆しました。
http://www.com-net.city.naha.okinawa.jp/ant/antinfo/dangerzone/dangerzone2.html原図は7の「与儀市場一帯(与儀給油所裏側)」です。
浸水の起こりやすい場所を告知しているのですが図だとピンクで囲われた部分、与儀市場の国道側が該当地域です。自分は浸水危険区域は低地だと考えるのですがなぜここが低地なのかわかりませんでした。
ですが
ガーブーへの流れで書いたように、真和志民俗地図では与儀市場と平行するようにガーブーへ流れ込む水路がありました。

過去に存在した流れを正確に推定できてはいませんが、大体の位置は間違いないと思います。
那覇の古海岸線図から船増原周辺を見てみます。

ケーシンダーの位置が特定できていませんが、過去でも城岳から裁判所(刑務所跡)に至る一帯は水没したことはないと思われる高台ですから、古海岸線図にその辺りの高台を探してみると現在の船増原周辺を考えるのが楽になるかもしれません。
そう古くない昔でもガーブーが横断する与儀公園は湿地でしたし、船増原の浸水危険地帯の低地も過去には海の下だったかも(結論無し/オチ無し)。
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