「繁多川再発見ガイドマップ はんたがわさんぽ」には古老から聞いたとされる遺念火(イニンビー)が通った道の図があります。
その一部分を描き出してみました。
シチナンダビラ(識名坂)の遺念火は、古老たちの話によると、一つは金城橋からシチナンダビラを上がって行き、一つはシチナンダビラを下って来て、チョンチョンガー付近で出会い、そこから2つになり、そしてウーエークーエー(追ったり追われたり)しながらシチナンダビラを上がって行く。
メーミチー(前道)を通らずスージグヮーに入って行く、童夢幼児園前からンニフスー(稲干)に出た遺念火は回し郵便局の東側にあった細い道に入り、インチュ毛(石田中グラウンド南方の小高い丘)に上がり、シードゥ(勢頭)を経て真珠道に出て、識名、上間を抜け、真玉橋の方へ向かったという。
「繁多川再発見ガイドマップ はんたがわさんぽ」 p28図中の青のポインタがンニフスー、緑がインチュ毛です。具体的にどこのスージを通ったかということまでわかるのは面白いですね。
図の右上でシチナンダビラ(識名坂)が切れてしまってますが、チョンチョンガーは図では切れてしまっている坂の途中にあるようです。図の点線部分は廃道です。
チョンチョンガー跡
シチナンダビラ(識名坂)の途中にあり、『球陽』には「真川」(マガー)と記載されている緯線。山側の土手からチョンチョンと水が滴り落ちる様子からこの名がついたといわれている。豆腐造りに利用されていたが、戦後の宅地造成により井泉は消失した。
「繁多川再発見ガイドマップ はんたがわさんぽ」 p6本には塞がれてしまった井戸の写真がありますので現存はしていると思われます。
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