沖縄県営鉄道与那原線の古波蔵駅跡です。
文は「図説・沖縄の鉄道/ボーダーインク刊」、図は「酔古ざつがく」さまを参考に作成しています。
http://www.geocities.jp/kikuuj/zatugaku/keibin/yonabarusen1.htm古波蔵停車場
大正11年3月嘉手納線開業の際分岐駅として設置され駅北側にアルコール工場があり、嘉手納や高嶺から糖蜜が運ばれていた。古波蔵を発車するとすぐ嘉手納線と分かれて真玉橋へ。
辺りは麦畑の続く農村地帯で、古波蔵の集落は駅より北西に離れていた。
今の高さくらいを鉄道が通り、国道は2M以上低かったので国道よりアルコール工場へ通じる道は鉄道の下をくぐっていた。
図説・沖縄の鉄道/加田 芳秀 p57、58(省略編集)

地図上に表示したポインタのうち一番下にあるのが古波蔵駅です。
真和志民俗地図を見ると古波蔵駅から向こう側の国場川沿岸に細長く集落があり、反対側には台南清酒工場という表示があります。写真でくっきり見えるのは道路でそことほぼ平行してあるのが線路です(クリックして拡大しないと見えません)。
古波蔵駅跡のすぐ横で嘉手納向けと与那原向けの鉄道が分かれますがこの構造は現在の国道も同じで古波蔵交差点がそれに相当します。
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