安謝部落の北側東よりに「タードーシ」と呼ばれる一帯があります。

図では安謝部落とその後背部が高台でタワタガーラ河口(チチフガシ)に向かって下ってゆく地形です。安謝誌ではこのタードーシは田んぼではなかったかと述べられています。
県道沿いの川際にタードーシと同じ緑色で塗った箇所がありますが、安謝誌の「民俗地図安謝(大〜昭和15)」では田んぼ、田芋、ビーグと記載されていて湿地であった事がわかります。
安謝部落北側には砂まじりの土壌を好むスイカが栽培されていましたからこのあたりは海沿い特有の土地柄だったといってよいかと思います。
安謝一帯の古い海岸線は現在の高台に入り江がたくさんあるような形状で、後年川が運んできた土砂が堆積して陸地化しています。

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