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片山パナマ帽子製造場(片山徳次郎)

那覇区字西通堂片山徳次郎氏のパナマ帽子製造場は昨年初頃の創立にて其後天災其他種々の事情の為め非常の困難に遭ひ一時は殆と閉場の悲運にまて立至りしも氏は益々奮励一身を同事業に擲ち撓ます屈せす鋭意熱心に経営画策したる結果目今の処にては原料製造法及ひ帽子製造の技術も著しく発達し県下屈指の工場として大に見るへきものあり。同工場は資本金10000円、男女職工20名、賃金(日給)30銭乃至30銭、横浜、大阪、名古屋、播州等の各地に原料一手販売所(一ヶ月約1500円位)を置き盛に製造しつつあるか近頃より益々規模を拡張し先月初頃名護に支部(男女職工60名)を設置し本月より益々手を伸ばし八重山に支部を増設する目論見なりとの事なり。同工場の製造品はパナマ帽子原料(阿谷葉)一本に就き1厘5毛、パナマ帽子1ダース140円より250円位(*1)にてパナマ帽子の如きは色合いの純白にして不要色なると経緯の極細くして目方の軽ろいことは同工場製品の特色特長とも申すへき点にして各府県は勿論純粋のパナマ帽よりも一掃優りたる観ありて将来有望の事業なり。
明治37年8月1日
沖縄県史 資料編6 新聞集成政治経済1 p589、590(抜粋と編集)

(*1)同年8月3日付記事(p590)で「並品50円より90円迄極上品120円より150円迄の誤聞に就き訂正す」と訂正されている。

通堂の西側にあったということでしょうか。
明治43年には松川に工場があったようです。

片山組沖縄工業本部/真和志村松川/片山組/明治39.8/アダン葉帽子/350人
那覇市史資料編第2巻下 p430,431(引用と編集)
グダグダ(β) 明治末期の工場
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