昭和12年の沖縄県人事録から。
山口森清
建築請負並に製材(山口組丸合製材所経営)
那覇市旭町26
君は明治21年を以て鹿児島県日置郡伊作町に生る。大正3年に来県し建築請負に従事、昭和9年丸合製材所を経営して今日に至る。山口組の名は県内各学校請負工事を以て広く知られて居り、代表的工事として真和志野陸軍演習廠舎、県病院等あり。(中略)尚昭和9年以降君のてに移れる丸合製材所は植木新太郎氏との協力により業態著しく改善され、樽板其の他の製造に好成績を挙げつつあり、将来を期待さる。
沖縄県人事録 (抜粋と編集)
参考:
グダグダ(β) 旭町の店舗名昭和9年以降に入手した丸合製材所は砂糖樽用の木材加工等もしていたということですね。
また「真和志野陸軍演習廠舎」は現在の古蔵小学校となっている場所だと思われます。
1928(昭和3)年、沖縄勤務演習廠舎及道路敷地として真和志村より4038坪の寄付があり、練兵場用地は買収し、兵舎を新築した。
沖縄県史 各論編5近代 p584(抜粋と編集)PR