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マルグムヤー・イリガーラー

現在の安岡中学校ちかくにあった「マルグムヤー」と「イリガーラー」です。

該当範囲が含まれる広域図はこちら。大嶺原と西原の境界は上の図でも少し見えます。
内間の原名
まず真嘉比から現ジミー近くを通り流れてきた銘苅川の河口があります。そのすぐ上流は大きな弧を描き安岡中側に曲がったあとに浦添側に大きく曲がります。その浦添側に曲がる弧は現在と異なりもっときついカーブを描いていて途中二箇所に深くなった箇所がありました。そこが「マルグムヤー」と「イリガーラー」です。
内間誌から引用します。

(内間部落内の)小川は首里ハンザン山から流れてきたもう一つの小川と前の川原で合流して一本の川となる。合流地点から80メートル位下流に一枚石で渡した橋があって、その下流に幅8メートル・長さ20メートルくらいの溜池状をなした場所、ここがイリガーラーである。
夏になると芋を洗うという表現がぴったりなくらい子供達でいっぱいになり、冬はサーターヤーで使役した馬も洗っていた。夕方近くになると釣り人が糸を垂れている姿も見られフナや川エビがよく釣れたようである。

湾曲した川を更に下ると(略)溜池の形をしたマルグムヤーがある。この場所は部落から離れているので子供達の水遊びの場としてはあまりなじんでいなかったようであったが満潮時には海水が逆流して来て20センチもあるチクラ(注・ボラ)がどんどん上がって来た。子供達はマルグムヤーの上流の浅瀬でチクラ取りなどして遊んでいたし、川バラスも沢山取れたので伝馬船もバラス運搬のため出入りしていた。
内間誌 p64(省略編集)


昔のボラ釣りの想いでを書いてあるサイトがありましたがのんびりしたもんですね。
http://www.town.motobu.okinawa.jp/schoolnet/motobu-e/100kinensi/sz/sz_omoide_t06.html
このマルグムヤーあたりを中心としてほぼ等距離に安謝・勢理客・内間がありますからマルグムヤー周辺は内間だけでなく周辺部落の子供達も遊んでいたことでしょう。
また(内間集落内の)合流地点から80メートル位下流に一枚石で渡した橋があってとありますからイリガーラは交通に便利な箇所のそばにあったクムイ(小堀)でもあります。
高シー
写真は安謝橋を勢理客から見たところです。安謝川河口は大分広いですが、マルグムヤー・イリガーラーは<幅8メートル(もあった)>と書かれるくらいですから安謝川は河口以外現在と大して変わらないくらいの幅だったと思われます。
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