「那覇市旧跡・歴史的地名地図」では国際通りの久茂地側入口から松尾消防署手前、そしてパラダイス通り入口からむつみ橋までが現在の道筋と少しだけ異なります。戦後の工事で直線化されたと思われます。
下図はその改修以前の道筋(昭和10年代後半)を描いてみました。

この緩いカーブは写真にも残っています。


「那覇市旧跡・歴史的地名地図」では最初の図のような緩いカーブなのですが、写真ではもっと急な曲がり方をしてるように見えます。
このカーブの理由なのですが、松尾側は高台になっていますから現在の直線化された道は切り崩されて造られたのではないかと思われます。つまり丘を避けるようにゆるやかにカーブしたのではないかということです(
改修以前の国際通りと紅房)。

この写真は山形屋の向かい、松坂屋跡と道を隔てた隣りにあった映画館の立て看板ですが看板の後方は小さな丘のようになっています(現在は整地されて建物があります)。
参考:
グダグダ(β) 国映館・松坂屋間【追記】コメントで山形屋・むつみ橋間の道路改修が比較できる写真をご紹介頂きました。最初の写真で橋そばの角にある二階建てを目印にするとわかりやすいんではないでしょうか。
http://www.flickr.com/photos/tabor-roeder/4911061795/in/set-72157624617858927/lightbox/ ↓
http://www.flickr.com/photos/jimgris/511821781/sizes/o/in/photostream/ 最初の図を再掲(左)、米軍撮影の道路改修前の写真(右)。左図は少しオーバーに描きすぎたか。


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