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太陽醸造の広告

市民の友1959年1月1日号に太陽醸造の広告があります。

あなたは御存知ですか
太陽醸造の洋酒ラム!
島内産唯一の ラムヘリオス スイートラム
正に天下一品
皆様ラムのおみやげ品は山形屋又は各酒販売店でお求めください
直営酒場 ラムの店
那覇市桜坂中通り
製造元
太陽醸造合資会社
電話(88)2824番
市民の友 1959年1月1日 第98号


この太陽醸造は後年のヘリオス酒造になりますが1961年設立になっていて、ヘリオスのウェブサイトでも同じです。とすれば市民の友1959年の広告は何なんでしょうか。
末尾に追記しましたが1959年の「琉球人名商社団体要覧」にも太陽醸造があり、住所は崇元寺町1丁目9番地、電話番号も同じです。

1961年 - 松田正が那覇市にて合資会社太陽醸造を設立。
1969年 - 社名をヘリオス酒造株式会社に変更。
1972年 - 本社・工場を現在地の沖縄県名護市字許田405番地に移転。
ヘリオス酒造 - Wikipedia


以下は関係ない検索まとめとして。
太陽醸造で検索するとサイパンにあった南洋興発で造られていたラム関連のページが出てきます。

日本で初めて造られたラム酒、南興ラムはここで消え去りはしなかったのです。1946年、東京・芝浦にあった南洋興発株式会社・芝浦製酒工場が競売にかけられ、これを旧南興人が落札。翌1947年、旧南興人によって太陽食品工業株式会社が設立。
その後、子会社として同年に精製糖部門の芝浦精糖株式会社を設立。
そして、1950年には酒造部門が分離され、太陽醸造株式会社が設立されました。この太陽醸造株式会社に南興時代の施設及び南興ラムのノウハウが受け継がれ、ラム酒の研究が行われるようになりました。
1952年。 南興ラムの系譜を継ぐ、戦後発の国内産ラム「ネプチューン・ダーク・ラム」が遂に完成します。
http://blog.livedoor.jp/fed_bar/archives/51107355.html


参考:南洋興発 - Wikipedia
参考:松江春次 - Wikipedia

南洋興発ではラム酒製造を行っていたためノウハウがあります。
内地では1946年に芝浦製酒工場を南洋興発の旧社員が入手して太陽食品工業株式会社を設立、そこから1950年に酒造部門が分離して「太陽醸造株式会社」が設立。
沖縄では1961(広告では1959年)には「太陽醸造合資会社」がラムを製造していた。
サイパンには多数の沖縄県人が行っていますので、南洋興発での酒造りに沖縄県人がかかわっていた可能性もゼロではないと思われます。またサトウキビを原料とした酒造り(工業用も含めて)は戦前の沖縄にもありますが、ラム酒製造の技術があったかどうかは不明。

ここからは妄想になるのですが沖縄と内地で同時期に太陽醸造という会社(㈱と合資会社ですが)がラム酒を製造していたのは偶然でしょうか。なんかあるんだろうなと思っていますが証拠は見つけられていません。

【追記】「琉球人名商社団体要覧(1959)」に太陽醸造がありました。崇元寺1丁目は大通り側(2丁目はその北)になります。
太陽醸造株式会社
那覇市崇元寺町1丁目9番地 電話(88)2824
ラム・ヘリオス醸造販売
代表者 名護朝慧
工場長 宮本正
琉球人名商社団体要覧(1959)
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