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那覇における居住地の形成過程と市街地類型」という資料をご紹介。「新市街地・計画的街区」「旧市街地・計画的街区」「非計画的街区」の3つのタイプに分類しています。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006601335•
「新市街地・計画的街区」は「行政の体制が確立してから市街化が進んだ地区」で、さらに戦災復興区画整理型(1969年の土地区画整理法以前)、区画整理型(1969以降)、移転集落型の3つに分類。移転集落型は「移転集落に対して米軍の援助で行った宅地造成」と説明されています。
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「旧市街地・計画的街区」は「戦前に形成された街区構成を保っている地区」で、さらに旧市街地型、農村集落型の2つと分類していますが旧市街地型は首里を想定しています。
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「非計画的街区」は「戦前の混乱期に形成された地区と市街地の拡大に伴い集落周辺に形成された地区」とされ、さらに集落周辺スプロールと戦後密集市街地の2つに分類しています。
※図はpdf中の図を切り出して加工したもの。論文は首里や小禄を含んだ那覇市を対象にしているので、「旧市街地型」の首里や「移転集落型」の小禄も入っています(垣花から重民町と銘苅から寄宮の例もありますが小禄に比べれば小さい)。
ざっと整理されるとわかりやすいんですが、時系列を考慮して下水道や道路の新設などの要素を加えて考えるとなかなかめんどくさいのです(笑)。
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