真和志の最北部は浦添と接しています。現在のパイプライン(鉄路跡)と330号線付近の境界線を見てみます。

基本的に安謝川が境界線となっているのですが、パイプライン沿いに一部川を越えて那覇市である箇所があります。パイプラインの西側の銘苅赤田原(アカタバル)、パイプラインより東側の古島宇久増原です。古島宇久増原はパイプライン右側から興南高校付近までの地域です。
ややこしいのは字銘苅にも宇久増原があり、銘苅の宇久増原は内間から安謝川を橋で渡りまっすぐすすむ道を多和田原との境界にしています。
※この図は内間誌と真和志民俗地図を参考にしましたが正確な図にはなりませんでした。気を取り直して那覇側の多和田原。

内間誌p21の図を参考にすると安謝川の改修以前はこの図のように流れていたと思われます。「マルグムヤー」はクムイ(小堀)、イリガーラーはわかりませんが川の途中に水がたまる箇所が二箇所あったようです。現在の流れはこの二点をつなぐように直線的に流れています。
西原・大嶺境界は字内間の原(ハル)の境目です。
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