国場の垣新原(ガチェーラ原)について国場誌より引用します。

垣新原(ガチェーラ原)
国場原の西側に位置し、国場消防署のあたりから南下し国道に至り旧電柱通りを北上して消防署前の通りを結ぶ間を称する。そこには殿内家(トヌチモー)があり、その裾野が農地として利用された。カチェーラの「ラ」は場所を意味するがガチェーはなんだろうか。
下方をワジャーといい、瓦屋原の一部も含まれる。傾斜地が多い中で、ワジャーの方はわりと平地で農地としても適している。ワジャーは湧水の意味。
ここにあったヒータイ墓「桜花の塔」は糸満市摩文仁に合祀された。
国場誌 p91旧電柱通りは今は真玉橋に向けて下る大きな路に取って代わられました。真玉橋から北上して突き当たる大きな交差点の道のうち一つだけ222号に向かう道は細いですが、あれが今も残っている電柱通りの道筋です。
ガチェーラの「ラ」は
寄増原・洗田原・宮城原でも出てきた洗田原(アレーラ原)と同じようです。
>洗田原(アレーラ原)
>現在では住宅地に代わり昔の面影はない。
>アレー(荒れたところ)ラ(地の意)ではないだろうか。洗田原は当て字であろう。PR