忍者ブログ

グダグダ(β)

メンテナンス中/内容について一切保障できません
3/24アクセス解析再設置/不快に感じられる方はJavaScriptオフを推奨

MENU  ブログ内検索は左のMENUからできます

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

一味亭と帽子屋

新聞記事から一味亭が出て来たのでメモ代わりに。

善興寺の料理屋一味亭に6月上旬から伊予の松山から流れ来たお艶という酌婦が入った。大根かかぼちゃのようなお多福が集まる一味亭だから客の評判となったが、若狭町の帽子屋岩見某という40男もその一人だった。
お艶は金離れの良い岩見に身うけされることになり、90円の借金に10円の気前を見せて100円で一味亭から引きとり、天妃町で夫婦気取りの生活に入り、金の指輪に金時計、金縁めがねと200円もかけてお艶の関心を買うのに夢中となった。
これがいつしか岩見某の親分の耳に入り、妻子もある身で何事ぞ、と手切れ金100円をお艶に渡して別れさせた。お艶は本日出帆の大義丸で松山に帰ることになった。
わずか40日の間に借金を払い、黄金づくめのなりで故郷へ錦を飾るお艶を一味亭の仲間は羨んでいるという。
大正5年8月23日
沖縄の遊郭 -新聞資料集成- p839 (一部のみ抜粋)


一味亭が普通の料亭で内地から酌婦が借金でやって来ていることなどがわかります。かわいそうな岩見某は帽子屋となっていますが帽子編みはまだまだ儲っていたのでしょう。

参考:グダグダ 那覇の料亭
PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL(任意)
URL
コメント
パスワード

× CLOSE

ブログ内検索

アクセス解析

カレンダー

04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新コメント

[08/08 なちょうらーざ]
[07/19 shimoji]
[07/19 shimoji]
[03/21 2階の店舗の娘]
[03/05 福島敏彦]

× CLOSE

Copyright © グダグダ(β) : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]