仲田睦男
沖縄興行株式会社取締役社長 琉球肥料株式会社常務取締役
明治43年生
那覇市楚辺2区3班
氏は伊是名村の出身、早稲田商業学校に学び台湾総督府普通文官試験に合格後台南州商工課庶務係長同経済統制課企画整備係長同北門郡勧業課長等の要職を歴任す。
終戦後1946年11月引揚げ、47年2月沖縄興行会社を設立専務取締役に任じ、同49年1月取締役社長に就任す。更に52年3月琉球肥料株式会社設立と共に常務取締役を兼務、傍ら琉球商工会議所綜合経済専門委員となる。沖縄興行会社は本社貿易部を真和志市楚辺に、貿易部販売部を同市蔡温橋に、アサヒセメント瓦工場を同市国場に、オキコ製麺工場を同市寄宮に、製菓工場「オキコキャラメル」を那覇市壺川に経営し何れも堅実に経営している。特にオキコキャラメル及オキコ中華そばは島内産の中輸入品に優る優秀品として好評を博し、全島に販路を拡張し今後の発展が期待されている。
琉球紳士録 1962 大宜味朝徳編 (抜粋と編集)沖縄興行(オキコ)社長ですが戦前は台湾で要職にあったようです。

沖縄興行、あるいは仲田氏個人は北部製糖と密接だったと思われるのですがその辺の経緯を説明する書籍などは探せていません(社長だったこともあるようです)。会社沿革のページを参考にすると1953年に製菓工場、54年に製麺工場を開設したようです。
仲田氏は2001年12月に91歳で逝去されています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-110262-storytopic-86.htmlPR