上原仁徳
1880(明治13)年〜没年不詳。
那覇区垣花2丁目29番地に生まれる。1896年那覇高等小学校卒業。卒業後父次郎に追従して国頭と那覇を往復して藍の売買に従事する。その後、1904(明治31)年7月12日に僅かな資本を持って宮古島へ渡り寄留する。初め雑貨店を経営するが、後に砂糖委託販売業を開始して巨利を得る。(中略)
宮古に寄留して10年余、上原は巨額な富を築き上げ、那覇区の東町にも店を開いて繁栄、那覇区会議員となって、那覇区政にも尽力貢献した。
平良市史 第8巻 資料編6 p202(抜粋と編集)宮古島での砂糖委託業に成功した人ですね。
1904(明治31)に来島してから10年余りで富を築いて東町にも店舗を持つ、ということですから明治の終わりごろには那覇に店舗を持っていた事になります。
大正5年の沖縄県人事録もほぼ同様の内容になっています。
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