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那覇人気質

ひきつづき島袋全幸さんの「昔の那覇と私」から那覇人が他シマをどういうふうに表現していたかという部分です。

那覇を中華だとする思想は幼少の頃からしたたか叩き込まれている。わたくしたちからは、地方人はすべて田舎者(イナカー)で、国頭人は山原(ヤンバラー)、中頭鼠(ウェンチュ)は面曲り(チラタマヤー)、島尻鼠や尻尾なし(ジュームッカー)であった。親国(ウェークニ)と自慢する首里人でさえも、首里ダラーであり、首里ハブ食い(スエーハブクエー)であった。ハブ食いと言ったのは、いくら偉ぶったところで経済的には窮迫して、ハブでも取って食うほかあるまいとする侮りである。
なにも他地方の悪口をたたかなくてもよさそうなものだが、そこが那覇人の肋骨不足(ソーキブニブスク)たるゆえんで、他をくさして痛快がるのである。
首里人が腹の中では舌を出しても、柔和(ヤフワッテーン)して弁巧(ビンクウ)であり、”謀を帷幄の中にめぐらして勝を千里の外に決する”ような深慮遠謀あるに反し、直情短慮で妄動するソーソーバーバーのワッサラゲーであった。
昔の那覇と私 p47


同じ本の中に首里人の笑い話があります。

那覇東京見物かたがた遊学している息子の許へはるばると大人(ターレン)が上ってきた。折しもその下宿に知人が訪ねてきたので、息子、
「イナカから来た親父です」
と紹介した。すると大人は、おもむろにエッヘンとせき払いをしてから息子の袖を引いて言うよう、
「わんねーイナカからやあらん、首里親国からど来(チ)ゃしが!」
昔の那覇と私 p149


首里を小馬鹿にする那覇人の姿がみえるようです。
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