1961(昭和36)年の市民の友に栄町内に公衆便所建造の記事がありました。
以前からあった木造の建物を取り壊しているので全くの新設ではなかったことがわかります。
栄町に
十五番目の公衆便所
このたび、市内栄町市場の中に新しくスマートな公衆便所がお目見えしました。
栄町市場は、付近住民が数多く利用するところで、人の出入りもはげしく、公衆便所の設置は以前から強く要望されていた。
市当局としては、従来使用されていた、古い木造の便所を解体、このほど新しく、ブロック建て、5坪の建物を1,390ドルの工費でたてたわけですが、これも、市場の人たちの努力があったからこそといえます。
現在那覇市内には、14棟の公衆便所が会って、多くの市民が利用しておりますが、こんどできた栄町のは15番目ということになります。
(略)
公衆便所の設置場所はつぎのとおり、
波之上、西武門、若松市場、泊北岸、美栄橋町、御成橋際、子供博物館入口、牧志ウガン入口、公設市場二カ所、安里交番前市内停留所、鳥堀停留所、小禄市場裏、栄町市場内。
市民の友 1961年8月1日 第133号(抜粋)PR