獣の生肉食というタイムリー(?)な話です。ひーじゃーの刺身があらわれたのは戦後である、というのを人から聞いたことがあったのですが証拠となるような文献は読んだことがありませんでした。
そして昔は話に聞いたこともなかった山羊肉の刺身まで、いつの間にか現れ、一方山羊のキンタマを山羊料理の高級品として食べさせる店もあるとか。食べた人にきくと、ナマのまま薄切りにしてあり、ケッコウな風味だというのである。
料理沖縄物語/古波蔵保好 p211これが証拠になるわけではありませんが、少なくとも古波蔵さんの世代ではポピュラーなものではなかったということですね。
考えてみれば冷凍して流通することが可能になったのと衛生的に解体できるようになったのはさほど昔ではないはずで、戦前に刺身として流通するのは難しかったでしょう。それと戦後の内地での焼き肉文化の流入というか、肉の生食文化の流入も関係あるのかもしれません。
年寄りに言わせると飼料で育てたものより草で育てたひーじゃーのほうがおいしいそうです。
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