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垣花の水産関連施設

垣花には様々な水産関連施設がありました。
垣花の水産関連施設
那覇の企業的漁業の発展を支えたのは、政府の産業助成費によるところが大きく、製氷工場、貯氷庫、冷蔵庫、冷蔵運搬船は昭和2〜3年の産業助成費によって建設、建造されている。
製氷工場は宮古と那覇市垣花町の2ヶ所に建設されたが(略)。垣花町の製氷工場は沖縄製氷㈱の経営で、日産18トンの能力を有し、昭和3年末に竣工した。貯氷庫は県下4ヶ所に全額補助で建設された。
冷蔵庫は県水産試験場に設置された。県水産試験場は大正10年に創設されたが、昭和4年に産業助成費によって垣花町に庁舎が建てられ、56トンの冷蔵庫も設置された。
冷蔵運搬船はマグロ・カジキなどを大阪や東京の中央市場に出荷することを目的として、昭和3年に185トン、250馬力の2隻が建造された。経営者は下関の林兼商店㈱である。
近代における地域漁業の形成と展開 p53、54(省略編集)


施設の整備とともに販売の形式も変化してゆきます。
カツオ漁業は鰹節の製造を目的とした寄留商人のものだったのですが結局あまりうまくゆきませんでした。

沖縄のマグロ・カジキの価格は、内地・海外市場への出荷がないために好不漁が増幅されて変動した。林兼商店との取引では、語業者はマグロ漁業団を組織して価格交渉に臨み、折り合わないときには県内で販売することとし、昭和4年に県水産試験場の一角に仮共同販売所を設置し、入札販売を始めた。そして内地への冷凍輸出の見通しがなくなる昭和8年に那覇市水産会が住吉町1丁目に卸売市場を設け、マグロ延縄・深海一本釣りの漁獲物を入札販売するようになった。那覇市水産会は大正11年に設立され、主にカツオ漁業の振興を図ってきたが、カツオ漁業の衰退とマグロ漁業の勃興に対応して卸売市場経営に乗り出したのである。これが沖縄で唯一の鮮魚の共同販売始業であり、水産会が開設者である点が特徴である。
近代における地域漁業の形成と展開 p54(省略編集)
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