安里から泊の後方(北側)にはいくつか名前のついた場所があります。
左図は「那覇市旧跡・歴史的地名地図」を参考にして作成、右図は地図から推定したもの。


那覇市史でこれらに触れられている箇所を抜粋します。
また泊の後方をとりまく丘陵は、東側から白森、黄金森、高真佐理、洋順(えんじゅん)とつらなり、茅原であったり松林であったり芝生だけのところであったり絶勝の地であった。
那覇市史資料編第2巻 中の7 P37「那覇市旧跡・歴史的地名地図」ではナンジャンムイ跡は「白山療養園跡」とも書かれています。那覇市史の記述では東側(安里側)から<白山・黄金森・高真佐理[タカマサリ]・洋順>と続くようですからナンジャンムイは白山と考えていいのではないかと思います。
現在は黄金森は公園、高真佐理(タカマサリ/タカマサイ)も公園、ヒータティ毛は泊浄水場跡地です。
【追記】
東の裏の丘がクガニムイ、ナンジャンムイと呼ばれていた。高真佐理の丘とクガニムイ、ナンジャンムイとの連なりとの間が大きく割れ、大溝(ウフンジュウ)と呼ばれるところがあった。そこから農道が泊後原に通じていた
「写真で見る旧泊 崇元寺町 高橋町 前島町の変遷」 p11(編集と抜粋)参考:
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