首里もこのブログでは範囲外なのですが面白い記事があったので取り上げます。
当蔵の料理屋
旧藩時代より按司、親方の淵叢名門右族の輻湊地として知られたる首里区当蔵も世の移り変わるに従って、今は次第にこれらの美風もみだれんとす。ここに当蔵大通りに近年建築したる借家を借り受け新しく料理屋を開きたる那覇人某あり。酌婦には本県婦人を出しては目立ちすぎるとして鹿児島出身を両三名程雇い入れ安向の手料理にその繁昌一方ならず云々。学生の多い首里の真中で斯かる風俗紊乱の醜態は容赦できぬとあって青年有志の憤慨一方ならずとはもっとも至極の次第なり。
明治31.10.23 琉球新報 (1898)
那覇市史 資料編那覇人が鹿児島人を雇って首里で料理屋をやってるがやりくちが気にくわんと。
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