渡辺覚之丞
1867(慶応3)年生、没年不詳。実業家。
鹿児島に生まれる。1987(明治20)年来県。那覇で吉田商店支配人をつとめ、1908(明治41)年宮古に来島する。平良で渡辺商店を開き、米雑穀、洋品雑貨小売、宮古特産の黒砂糖、宮古上布の買継商を営む。鹿児島市汐見町に黒糖委託問屋をおいて、長男之雄に経営させる。宮古通船株式会社副社長、宮古倉庫株式会社社長、宮古電燈株式会社取締役、第147銀行代理店主をつとめる。
平良市史 第8巻 資料編6 p463(抜粋と編集)1987(明治20)年来県で1908(明治41)年から宮古ということは21年くらいは那覇にいたんでしょうか。宮古ではかなりの大物だったようです。
この人も本土と沖縄に店舗を持つ典型的な寄留商人ですね。
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