新橋(国場橋)の続きです。

国場誌よりp261の「戦前の字国場屋号図」、p114の「集落の名所遺跡地図」を参考に作成しました。
新橋(国場橋)
国道329号線から国場児童館の前を通っていったところにコンクリートのアーチ造りの橋が架かっていた。それは南部方面への旧道であった。
現在の国場十字路は戦後できたもので、元の道は南部から来ると新橋を渡り国場児童館の前を通って国道329号線と交差し稲福の前を通って県道46号線に至る。これが旧国場十字路である。
国場誌 p86新橋(国場橋)で書いた図の児童館の位置(赤点)は今回の図のクムイ(小堀)とほぼ同じです。
引用した文の国場児童館の前を通ってというところで間違ったのですが、正確には現在の児童館の前の通りの裏側を回り込むように川沿いに迂回して329号線ぞいに至るといった感じです。(追記 10.11.15)真和志民俗地図ではクムイの前を通り新橋を渡る道が書かれていますが329号から仲毛ウリグチーに向かう道は川に突き当たった所でその先は書かれていません。線路を横切る道筋はクムイ裏の道しかありませんが、すなおにクムイ前の道が329号を横断していると考えて戦前の国場十字路とするのが適当な気がしてきました。(追記終了)
現時点でも不明なのは新橋の位置で、橋が現在の川の国場側なのか南部側なのかというのははっきりわかりません。ちなみに橋の遺構が川の側に残されているそうなのではっきりわかったら追記したいと思います。
川の側に青い点で表示した仲毛ウリグチー(ナカモウウリグチ/下り口)と新橋ヌ前(シンバシヌメー)は船着き場(船ヌ着)です。船が入れる川幅があったということですね。
図の左側、瓦屋原の向かい当たりには馬場、その隣には国場駅がありました。
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