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東町の3月遊び/流れ舟 1

那覇市史から明治5年生まれの大湾カマドさんによる流れ舟の思い出です。
結構長いのでいくつかにわけます。

妾(わたし)たちはね、3月に遊ぶのに芝居を見ようなんていうのがいるとね、そういう人には銘々にお金をやって勝手に見ておいでと前もって年上の方からいわせたよ。大体、芝居なんていうのは家族と一緒ならいつでも見られるもの。このアシビというのは1年に3月の月だけのたった一度しかないのだからそれこそこの日を遊ばなくては全く意味ないョ。アシビがいやだから芝居にゆく人にはお金を返すがよいと皆ぶつぶつ文句をいったものだ。3月はヌチャーシーでみな皆でお金を出し合って一緒に遊んだものだ。えッどんな遊びかって?それは3月アシビなら妾の町の東[町]ならナガリ、ブーニー(流し舟の意)にきまっているョ。大きな伝馬船にのって水のまにまに船をやる。30人かいや4、50人はのったろうか。船に乗ってチヂン(小太鼓)叩いて思う存分に歌って踊って過すのだ。海の上の、船の中で、あたりには誰もいない所で皆が勝手に歌って踊って...本当に楽しかった。今思い出しても気がせいせいする。え、どこを別にきまりはないが、東のサガイから乗ってどこへでも漕いでゆく。海のあるったけ、公園の奥武山のぐるりを回ったり、真玉橋を潜りぬけて川でもどこでも木が生えてるとその中を通り抜けて饒波・高江洲までも上げ潮にのって川の真中を漕いでいった。
那覇市史資料編第2巻 中の7 P709(抜粋と編集)


思ったより大きな船でおどろきました。

参考:グダグダ(β) 河川 2 (饒波川)
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